パーソナルジムを調べ始めると、まず驚くのが料金の幅です。同じ「パーソナルトレーニング」なのに、数倍の差があることも珍しくありません。

先に相場の目安をお伝えします。料金比較サイトの集計を見ると、1回あたりの料金はおおよそ6,000円台から2万円台まで幅があります。2か月ほどで体型を変える短期集中型のコースでは、入会金とあわせて総額20万円前後が一つの目安とされています。

ただ、この数字だけで高い・安いを決めると、あとで後悔しやすくなります。大切なのは、その料金で何を受け取っているかです。

パーソナルトレーニングの料金は、オーダースーツに似ている

スーツには、売り場に吊るされている既製品と、仕立てるオーダーメイドがあります。
生地が同じでも、オーダーの値段が高いのは、採寸をして、仮縫いで身体に合わせ、着てみてから細かく直す手間が入っているからです。払っているのは布ではなく、あなたの身体に合わせる工程です。

パーソナルトレーニングも同じです。トレーニングの種目そのものは、動画やアプリでも知ることができます。料金の差になるのは、いまの身体を測り、合わない部分を見つけ、通うたびに直していく手間のほうです。

料金の形は3つ。回数制・月額制・都度払い

パーソナルジムの料金は、大きく3つの形に分かれます。

どれが正解というより、目的との相性です。期限のあるイベントに向けて短期間で変えたいのか、疲れにくい身体を長く保ちたいのかで、合う形は変わります。

1回の料金だけで比べると、見落とすこと

体験に来られる方から、よくいただくのが「1回あたりいくらですか」という質問です。もちろん大事な数字ですが、同じ1回でも中身はジムによってまったく違います。

比べるときは、次の3つも一緒に確かめてみてください。

1回の時間。 45分と75分では、同じ料金でも受け取れる時間が大きく違います。

担当が固定かどうか。 毎回違うトレーナーだと、前回の変化を引き継げません。仕立て屋が毎回替わって、そのたびに採寸からやり直すようなものです。

セッションのあいだの日を、どう支えてくれるか。 身体を変えるのは、ジムにいない時間の過ごし方です。食事や睡眠の相談ができるかどうかで、同じ回数でも結果が変わります。通う頻度の考え方はパーソナルジムは週1回でも意味がある?でも書いています。

B-side GYM の考え方

比べるべきは、1回の値段ではありません。
その1回で、あなたの身体がどこまで見てもらえるかです。

高いか安いかを判断する、半年の計算

自分で判断するための、簡単な計算をおすすめします。

1. 半年続けたときの総額を出す
入会金に、月額(またはコース料金)の半年分を足します。身体の変化が見た目や数字に出てくるのは、早くても2〜3か月以降のことが多いため、2か月ではなく半年で考えるのがコツです。

2. 総額を、半年で受けられる回数で割る
これが、入会金まで含めた本当の1回あたりの料金です。そこに、1回の時間と担当の有無を並べて書くと、比べやすくなります。

たとえばB-side GYMの渋谷BASEの月4回プランなら、月額¥48,400(1回¥12,100)、入会金¥11,000です。半年で計算すると、総額¥301,400を24回で割って、1回あたり約¥12,600になります。1回60分、担当固定制で、長期の縛りはありません。

安さより先に、確かめてほしいこと

料金が安くても、自分の身体に合わない内容なら、その時間は戻ってきません。逆に高くても、半年後に疲れにくい身体と、自分で戻せる感覚が手に入るなら、その先の数年分の価値があります。

迷ったときは、体験で「採寸」の丁寧さを見てください。最初に何を聞かれ、どこを見られ、どう説明されたか。そこに、そのジムが何に料金をいただいているかが表れます。B-side GYMの体験は、渋谷BASEが¥6,600(60分)、表参道STUDIOが¥11,000(75分)で、入会の強制はありません。ジム選びの全体像は表参道・渋谷で、パーソナルジムを選ぶならにまとめています。

値段の奥にある、仕立ての手間を見る

パーソナルトレーニングの料金は、トレーナーの時間を買うものに見えて、本当はあなたの身体に合わせていく工程を買うものです。

吊るしのスーツが悪いわけではありません。ただ、長く着る一着なら、身体に合っているかどうかが、毎日の着心地を決めます。料金表を見るときは、数字の向こうにある仕立ての手間まで、想像してみてください。