パーソナルジムに興味はある。けれど、仕事の予定を考えると通えるのは週1回がやっと。
それで本当に意味があるのだろうか、と迷っている方に向けて書きます。

先に答えをお伝えします。週1回でも、意味はあります。
姿勢の崩れや肩・腰の不調を改善したい、運動の習慣をつくりたい、という目的なら、週1回でも身体は十分に変わりえます。
一方で、筋肉を大きくしたい、短い期間で見た目を大きく変えたいという目的なら、週2回以上のほうが有利です。

そして、どちらの目的でも、結果を分けるのはセッションの中身より、次のセッションまでの残り6日の過ごし方です。

週1回で変わる人、変わらない人の違い

ピアノの調律を思い浮かべてみてください。
調律師が来るのは、たまにです。それでもピアノがいい音で鳴り続けるのは、持ち主が毎日そのピアノを弾き、狂いを小さいうちに気づけるからです。逆に、調律した直後から弾かずに放っておけば、次に調律師が来るころには、また同じところから直すことになります。

週1回のパーソナルトレーニングも、これに近いところがあります。
セッションで力みが抜け、関節の位置が戻り、楽に立てる感覚が戻る。ところが残りの6日を、前と同じ座り方、同じ呼吸、同じ動きで過ごすと、身体は少しずつ元の音に戻っていきます。

現場で見ていて、週1回で変わっていく方に共通しているのは、意志の強さではありません。
セッションで感じた「楽に立てる」「肩が下りている」という感覚を覚えていて、仕事の合間にふと思い出せることです。反対に、なかなか変わらない方は、セッションの60分だけで身体を変えようとしていることが多い印象です。

筋肉をつけたいなら、週2回のほうが有利と言われる理由

筋肉を大きくすることが目的なら、話は少し変わります。
トレーニング量をそろえて比べた研究のまとめでは、同じ筋肉を週1回鍛えるより、週2回に分けて鍛えたほうが、筋肉が大きくなりやすいという結果が出ています(比べた研究の数はまだ多くありません)。

また、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、成人には筋力トレーニングを週2〜3日行うことがすすめられています。

ただし、これは「週2回すべてをジムで行う必要がある」という意味ではありません。
週1回はトレーナーと正しい形で負荷をかけ、もう1回は自宅で、その日に覚えた動きを軽く行う。こうした組み合わせでも、週2回に近い刺激をつくることはできます。

週1回のパーソナルトレーニングで効果を出す条件

週1回でしっかり結果を出すために、大切にしてほしいことがあります。

同じトレーナーに、継続して見てもらうこと。
週1回だと、毎回の変化は小さく見えます。その小さな変化に気づけるのは、前回、前々回のあなたの身体を知っている人だけです。担当が毎回変わると、毎回が「はじめまして」の確認から始まってしまいます。

間を空けすぎないこと。
若い人を対象にした研究では、しっかり鍛えたあと、週1回に減らしても筋力や筋肉の量が保たれたという報告があります。一方で、年齢が上がるほど、保つのに必要な量は増える傾向があるようです。週1回というペースは、途切れずに続くことで力を発揮します。

宿題を、小さくすること。
残り6日に求めることは、拍子抜けするほど小さくていい。続く仕組みのつくり方は、運動が続かないのは、意志が弱いからではありませんで詳しく書いています。

B-side GYM の考え方

週1回のセッションは、身体の調律。
変わるかどうかを決めるのは、残り6日に、その音で弾けるかどうか。

残り6日に、自分でできること

セッションのない日にできることを、二つだけ挙げます。

1. 1日1回、「いちばん楽だった姿勢」を再現する
セッションの終わりに感じた、すっと立てる感覚を思い出し、その姿勢で深く3回呼吸します。タイミングは、トイレから席に戻る前など、毎日必ずある行動に決めておくと忘れません。鏡を見る必要はありません。自分の身体の感覚で思い出すことが大切です。

2. 1日のどこかで、少し長く歩く
一駅ぶん歩く、エレベーターをやめて階段にする。それだけで、座りっぱなしで固まった股関節が動き、全身の血の巡りが変わります。

週2回以上を考えたほうがいいケース

次のような場合は、少なくとも最初のうちは、週2回のペースを検討してもいいと思います。

もちろん、痛みやしびれが強い場合は、まず医療機関で診てもらうことが先です。

B-side GYMの渋谷BASEは渋谷駅から徒歩5分で、月4回(週1回ペース)のプランが ¥48,400、月2回なら ¥26,400 です。担当固定制で、長期の縛りもありません。1回60分なので、仕事の合間にも通いやすい長さです。75分のセッションで、ホテルライクで温かみのある空間を求める方には表参道STUDIOもあります。

ジム選びで失敗したくない方は、なぜ、ジムは続かないのかもあわせて読んでみてください。

週1回は、少なすぎる回数ではない

週1回でいいのか、と迷う方ほど、真面目に続けようとしている方です。

週1回のセッションは、身体を正しい音に合わせ直す時間です。その音を、残りの6日で少しだけ弾いてみる。それができれば、週1回は、決して少なすぎる回数ではありません。