快適さが、
あなたの身体を
静かに弱くしている

ストレスは、悪いもの。
できるだけ、なくしたほうがいい。

そう思っている人が、ほとんどだと思います。

でも、身体に関して言えば、これは半分しか正しくありません。
身体にとって、ある種のストレスは、なさすぎるほうが、はるかに危険なのです。

そして現代のビジネスパーソンの多くは、この「身体へのいいストレス」が、決定的に足りていません。
快適すぎる生活が、あなたの身体を、静かに弱くしています。

どういうことか、お話しします。

身体は、
負荷をかけられて
強くなる

私たちの身体には、ある仕組みが備わっています。

適度な負荷、つまり、ちょっとしたストレスをかけられると、それに耐えられるように、自分を作り変えて、強くなる。

運動が、その典型です。
筋肉に負荷をかけると、一時的に、筋繊維は傷つきます。
でも身体は、それを修復する過程で、前より強い筋肉をつくる。

これは筋肉だけの話ではありません。
適度な負荷は、細胞のエネルギー工場を増やし、代謝を上げ、傷んだ細胞を掃除する働きまで活性化させます。

身体は、負荷という刺激があってはじめて、強く、若く、代謝のいい状態を保てるようにできているのです。

負荷は、身体を壊すものではありません。むしろ、身体を成長させるための、引き金なのです。

負荷がなさすぎると、
身体は退化する

では、負荷がまったくかからないと、どうなるか。

身体は、強くなる必要がなくなります。
刺激がないのだから、適応する理由もない。
だから、どんどん退化していきます。

筋肉は落ち、代謝は下がり、細胞のエネルギー工場も減っていく。使わない機能は、身体が「もう要らない」と判断して、手放してしまうのです。

そして、これはまさに、現代のビジネスパーソンに起きていることです。

一日中、快適な椅子に座り、空調の効いた部屋で過ごす。
移動は車や電車で、ほとんど歩かない。
身体に負荷がかかる場面が、生活からほとんど消えています。

精神的なストレスは、過剰なほどあるのに。
身体にとっての、いいストレスは、ゼロに近い。

この「快適さ」こそが、あなたの身体を、じわじわと弱くしている正体です。

太りやすくなるのも、
ここに理由がある

負荷のない生活は、太りやすさにも直結します。

身体に負荷がかからないと、筋肉が落ちます。
筋肉は、じっとしていてもエネルギーを使う組織なので、それが減れば、代謝が下がり、同じ食事でも太りやすくなる。

さらに、細胞のエネルギー工場が減ると、食べたものをエネルギーとして燃やす力そのものが、落ちていきます。

「昔と同じ生活なのに太る」の背景には、加齢だけでなく、負荷のない生活で、身体が燃やす力を失っていることがあります。

快適な生活は、心地よい。
でも、その心地よさと引き換えに、身体は、強さと代謝を手放しているのです。

ただし、負荷は
「適度」でなければ
意味がない

ここで、大事な注意があります。

身体にいいのは、あくまで適度な負荷です。
負荷が多すぎれば、今度は逆に、身体を壊します。

これは、薬と同じです。
適量なら効くけれど、多すぎれば毒になる。

特に、すでに精神的ストレスで疲弊している人が、いきなり激しい運動で身体を追い込むのは、危険です。
足りない負荷を足すつもりが、過剰な負荷で、かえって身体を痛めてしまう。

大事なのは、今の自分の身体にとっての「ちょうどいい負荷」を、正しくかけること。
弱った身体には、軽い負荷から。強くなってきたら、少しずつ増やす。

この「適度」を見極めるのが、実はいちばん難しいところです。だからこそ、自己流ではなく、専門家と一緒にやる意味があります。

B-side GYM の考え方

負荷は、身体を壊すものではなく、育てるための刺激。
今のあなたに合った「ちょうどいい負荷」を、隣で見極めながらかけていく。
それが、私たちの仕事です。

快適さから、
少しだけ出る

まとめます。

身体にとって、負荷は敵ではありません。
適度な負荷は、身体を強くし、代謝を上げ、若さを保つための、必要な刺激です。

そして、現代の快適な生活は、その刺激を、生活から奪っています。
だから、意図的に、身体に負荷をかけ直す必要がある。

とはいえ、やりすぎては逆効果。
今の自分に合った、ちょうどいい負荷を、正しくかけていくこと。

もし、快適な生活の中で、身体が弱ってきた実感があるなら。
一度、あなたの身体にとって、どのくらいの負荷が「ちょうどいい」のかを、確かめてみてください。

快適さから、ほんの少し出ること。
それが、身体を若く、強く保つための、いちばん確かな方法です。